ヨウム一類に。

先日、「豆知識:飼い鳥の用語解説」に
ワシントン条約について書き加えました。

なぜならば。
今年のワシントン条約にて、ヨウム
一類に格上げされたからです。

21047149_248.jpg

ネット上では、ヨウム飼い様方の間で
わぁーーーっと情報が右往左往したようですので
ちょっと待ってね
という意味も込めて、書き加えたものです。

今回の一類格上げの意味は、
これ以上、野生のヨウムを商業目的でとらえて売買されるのを
防ぐというのが第一目的。

飼育を取り締まるものではありません。

今後の商取引において、それが正規のものかどうかの
確認が必要であるというもので、
今、飼育している方々に
何ら取り締まりや飼育条件などが問われるものではないのです。

では何で皆さんオロオロしているのか。

ただ飼育する分にはそのままで結構。
しかしヨウムは長命。
もしかすると、飼い主のほうが先に・・・なんて事もあり得ます。
この時、ヨウムを子供や知人に譲り渡す時に
このヨウムと共に必要な書類が発生します。

つまり、
そのヨウムは新しく輸入したものではなく、
以前から飼育されていたものである事を証明する書類です。

この書類の一つが「登録票」となります。

実際のヨウムについての条約規制は年明けからと聞いています。
それ以降、輸入されるヨウムには正規である書類と共に輸入され
一羽ごとに「登録票」が付属します。
今後はこのヨウムの売買には、
必ず鳥と共にこの登録票がついてまわります。

この登録票をすでに今飼育されているヨウムにも適用されます。
登録票には、そのヨウムの特徴が記載され、所有者が明確にされます。
譲渡で所有者が変わる際には、変更手続きが伴うのです。

で。
ここから。

登録票の登録申請は急ぐ事はありません。
そもそも、新しく輸入されるヨウムの登録も年明けからですし、
手続きを行う「一般財団法人 自然環境研究センター」」も
まだ受付は始まっていません。

詳しくはコチラ↓
http://www.jwrc.or.jp/cites/index.htm

飼育されている方はそんなに慌てなくていいのですが・・・
問題は、その書類申請に必要な
「長年飼育してきた事の証明になるもの」なんですよね。

大手ショップからの購入などで、販売書類がショップに残っているとか、
購入時のレシートや色々な記念のもの(繁殖証明とか)があれば
問題ないのですが・・・・

ショップが閉店している、そもそも人から譲り受けた鳥である、
などで入手が出来なくなっている事が多いので
はてさて、どうしたものかと。
そこが実際のところ、右往左往してしまう原因のようです。

慌てる事はないですよ。
購入時に撮った写真や、誕生日ごとに撮った写真。
なんでもいいですし、とりあえず用意してみてください。
そして書類申請時に聞いてみてください。
分かりやすく説明してくれます。
あ、でも混雑時には、同じような問い合わせが集中して
丁寧な対応できなくなるかもしれませんので
慌てず、情報収集だけしておいてゆっくりやりましょう!
もう飼育している子ですから、
それについてあれこれ言われる事はありません。

ざっくり書いていますが、詳しい事は
先ほどの自然環境研究センターにお問合せください。

そうそう、それと。この機会に。
ぜひ、ヨウムの原産地での実情を知っていただきたい。

日本では「え?ヨウムが絶滅の危機!?こんなにいるのに?」
という感覚だろうが、
それは海外の繁殖場で繁殖された子が
コンスタントに輸入されているため。

原産国では、野生のヨウムが大量に密漁され、
狭いケージに押し込められ、到着地まで持つかどうか・・・・。
その野生ヨウムが未だにかなりの数売買されていて、
実際に原産国において、今規制しないと絶滅の危機がくる
という事での一類格上げなんです。

ついつい長くなってしまいました。
画像は以前製作販売した、和のヨウムさんです。
スポンサーサイト
プロフィール

ぴろり

Author:ぴろり
元ペットショップ店員、ペットケアアドバイザーで、現・鳥のおもちゃ屋「ぴろりふぁ~む」店長

カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ