熱中症

こんにちは。

です。暑いです。お日様・最強です。

鳥にも夏バテありますか?なんて聞かれたことあるけれど、
基本的に鳥は、寒さに弱いが暑さには少し抵抗力があります。
ただし、この数年の尋常じゃない暑さは、鳥だって暑い!
暑いどころか、熱中症になりますのでお気をつけて!

鳥が何故、寒さに弱いのか。
それは、平熱が38~40℃と高いために
その維持だけで体力消耗しやすいからですね。

周りの温度が低い冬などは、
寒さに奪われる体温を必死に生産しなければならず、
そのため、少し体調が狂うと一気に体に負担が出てしまう。

じゃあ、夏は快適か?
基本的に体温を奪われる心配が無いので、快適なはずなんです。

でも・・・。
鳥の平熱は38~40℃と書きましたね。
時には42℃くらいまであがります。繁殖期や飛行後などですね。

例えば人間の平熱は36.5℃程度。
その人間が、ひどく発熱したときは40℃くらい。
生き物の細胞が生存できる温度というのは44℃位までだそうですよ。
体温が40℃超えると、細胞は生命活動が出来なくなり、崩壊しはじめます

・・・と。鳥類の体温は40℃あるいは42℃のときもあると。
そうなんです。元々平熱が高いのですから、
細胞の上限温度も人間より高めでしょうが、
それでも生き物として見た場合に細胞は44℃以上には耐えられない。
つまり、鳥の場合は人間よりも、暑さに対する許容範囲が狭い訳ですね。
40℃の平熱から上限44℃まで4℃しかないわけですもんね。

ちなみに、科学的根拠などを知りたい方は、
ご自身であれやこれや、もっと詳しく調べてみてください。
私はもちろん自分で常に勉強していますが、
ペットショップ店員として老若男女に分かりやすく説明する癖がついてますので
すみません、私の言葉ではこんな感じになってしまいます。
以前にきちんと調べた知識なのですが、自分で得た知識を噛み砕きすぎなんです

さて。実際に、鳥の場合は熱中症などの症状を出した頃には
もう手遅れのケースも多いです
少しでも暑がる様子が見られたら、すぐ対応してくださいね。

許容範囲が狭い上に、寒さに対する防寒着=羽毛を着ていますので
「口を開けて呼吸し、翼を出来るだけ体から離している」ときは
すぐに暑さを取り除く対処をしてあげましょう。

居場所の空気を交換し、飲み水を用意します。
扇風機で直接当てることは良くないのですが、
鳥の体には当たらぬように、ケージの横に風を通して新鮮な空気を送ります。
すごく暑がっているからといって、体にいきなり水を掛けるのはダメ
ケージの上に塗らしたタオルを掛けたり、
ケージ床の新聞紙をキリフキで塗らしてやったりしながら
徐々に暑気をとってやります。

中には熱中症の症状として、吐き気や食欲不振が出る子がいます。
開口呼吸などが収まっても吐いていたり、
その後の食欲が無い場合は、様子を見る時間をとらず、すぐ病院へ行きましょう
吐いていたら水分も摂れないので脱水症状になってしまいますし、
食欲が無いと熱中症のダメージから回復できません。

熱中症にならない予防も、今の時代には必要です。
鳥に直接当たらないように、冷房を掛けることも時には必要になります。

私は、鳥のいる部屋ではなく、その隣室の冷房をつけます。
そして隔てるドアを開けて27度の設定にすると
ちょうど良い冷気が鳥のいる部屋にも入り、
鳥にも風邪引かせることなく、快適に過ごせています。
我が家は特に、照明のついた温室にケージが入ってますので
人間よりも、鳥が中心。むふふ。

これから夏本番

暑さ対策は万全ですか?
スポンサーサイト

カイセン症

以前、健康管理のカテゴリーで
ダニや羽ジラミについて書きましたが
今回は「カイセン症」について触れてみたいと思います。

「カイセン症」はセキセイインコによく見られる病気です。
原因は、トリヒゼンダニというダニによるもの。
セキセイによく見られる・・・というだけで、
実はかなりたくさんの種類があり、
色々な種類の鳥に見られる症状です。

IMG_2612.jpg
「カイセン症」 目の周りやくちばしの付け根などから発症する事が多い

ダニという事で説明すると
皆さん、ダニを殺す対処で良いと思われるようです。
ですがこのダニは、実はかなりしぶとい。

まず肉眼では確認できないほど小さいダニです。

そしてこれらは、皮膚表面と、皮膚にあけた穴の中に住みます。
皮膚の表面だけなら皮膚を清潔にすればよいのですが、
皮膚に穴開けて潜り込んで生活しているのですから
しぶとい訳ですね。

そしてその「皮膚に穴を開けること」で、
鳥の皮膚に角質を浮き立たせ、
独特の軽石の表面みたいな皮膚病を起こします。

セキセイでは、くちばしの口角やロウ膜周り、足の皮膚に
ガサガサとした軽石状の皮膚病が見られます。
悪化すると、顔やくちばし、足全体に広がり、
そしてくちばしや足の爪の成長不良を起こして変形させたり
総排出腔(つまり肛門)や体の皮膚全体の皮膚がガサガサとなり
衰弱死することもあります。

かゆみの強くでるものと、それでないものとあるようです。
かゆみがある場合は鳥もイライラした様子を見せますが
ない場合は知らないうちに羽毛の下までガサガサが広がっていた
という事もよくあります。

基本的に治療には塗り薬は使わず、内服薬があります。
ただの皮膚炎ではないので、ダニを退治しないと効果が出ないんですね。
ですから殺ダニ薬を使います。
昔はその薬に対してショック症状を起こす鳥もいて
使用が少し怖かったのですが、
現在、専門医では安全な薬を使うようです。

ただし、一度の内服では駆除できないこともあります
殺ダニ薬はダニの成虫に効きますが、卵には効きません。
ですから卵が孵化した頃にもう一度投薬を続けます。
薬自体は1~2週間に一度、獣医師による注射か経口投与の投薬です。
重症の場合は4、5回ほど投薬が必要になります。
この内服薬によって、どんどん良くなりますし
下手に塗り薬を塗るよりも、負担が少なくすみます。
(使用する薬には種類がありますので獣医師とよく相談して下さいね)

カイセンはダニが原因と聞くと、
よくダニさえ居なくなれば治ると思われますが
このトリヒゼンダニ自体は、トリの体から離れると死んでしまうようです。
という事は、何かあれば鳥の皮下にもぐって潜伏し、
なんとしても鳥の体に残ろうとするわけですよね。
布団のダニ退治みたいに日光浴で治そうとしている方がありましたが
多少皮膚の清潔感は上がるものの、
ダニを追い出すまではいかないと私は思います。

ちょっと画像でカイセン症を出すとかゆくなるので
イラストで載せてみました。
見るとかゆいです・・・。

ワクモ・ダニ対策

IMG_1452.jpg

こんにちは。雨が昨晩からずーーーっと降り続けています。
鳥達はすこしだけ空模様と同様に大人しく・・・
な訳無いですよねー!!
ケージのどこかでガリガリ、カチャカチャ、何かしている音が。

さて、梅雨と言えばダニ対策ですが。

このブログで以前、ワクモ、羽ジラミを紹介しましたが、
この時期、やはりそのキーワードで検索して来る方が多いようです。

やっぱりどこからか、沸いてくるんですよね、ダニ。
我が家も掃除にはウルサイほうなんですよ。
そもそも元ペットショップ店員ですし、
数が居るだけでニオイがどうしても出ますから鬼のように掃除します。
それなのに、突然羽ジラミが出たりします。

実際に出た場合の対処方法ですが、
我が家の場合、掃除をこまめにしている事と、
割と鳥をいじくりまわす(鳥を手にとって見る機会がある)ので
羽についたシラミなどは発見しやすく、
いてもごく少数だったりします。
ですから、とりあえずはダニ取りパウダーで対応します。

我が家で使っているのはコレ↓
「現代製薬・キクトールパウダー粉末」
スプレーもありますが、確実に鳥の体に付けたいのと、
スプレーはニオイやガスが個人的に嫌なので
この商品を一つ、常備しています。

というか、以前使ったものがそのままあるだけですけどw

羽ジラミ、ワクモのどちらにも効き目があります。
羽ジラミには鳥の羽毛に直接、
ワクモにはケージの影や隙間、止まり木などにも振り掛けます。

スプレーですと「鳥用ノックレン」というのがあります。
私はニオイフェチなので(笑)
この商品に限らず、スプレー物すべてが苦手かも。
ですがこのスプレーはペットショップでは普通に使っていました。
鳥ルームが広くてニオイがこもらず、屋外で使ったり出来たんでね。
特に鳥に害の無いもので効果もありましたので
商品としては良いと思います。
ケージ内に使用するなら、こちらが便利です。
あ、犬猫用より鳥用を探してくださいね。

で、粉末のキクトールパウダーですが、
これを鳥の頭以外の羽毛に擦り付けます
頭は目と鼻に入るのを防ぐために避けますが、
後頭部や首、喉のあたりは羽シラミの小さい子虫がいるので
きちんと振りかけておきましょう。
私は一旦、鳥の背中などにパウダーをかけ、
体の羽をもみながら、皮膚にも粉が届くように全体に行き渡らせます
例えばニワトリのような大きな鳥の大きなシラミですと、
ポトポトと落ちてくるので下に新聞紙を敷いておくといいですよ。

これで終了・・・・ではありません。
この後、鳥さんは普通に生活して良いのですが、
2週間後にもう一度、行ないます。
なぜなら虫の卵にはこのダニ取り薬が効かないからです。
虫の卵が孵化した頃にもういちど、撲滅しておく訳ですね。
さらにもう一度、間を空けてやっておくと完璧。

ダニが大量にいた場合、
ワクモに血を吸われて弱っていたり貧血を起こしている場合などは
獣医へ行って診てもらってください。
ダニ・ワクモによる更なる被害が無いか、確認してもらうといいですよ。
また、獣医でシラミの卵が無いか、確認もできます。

この時期、繁殖している鳥さんもいますが、
ワクモがいるとヒナの成長が悪いばかりか、
巣立ちヒナの落鳥もあります。
朝、巣の中の鳥が暴れたり落ち着かない場合は、
ダニ・ワクモがいる事もありますのでよく観察してみましょうね。

・・・ダニダニって書いてたら痒くなってきました(汗)
ではでは~!!

魔のゴールデンウィーク

こんにちは。

皆さんの鳥さんはお元気ですか?
飼い主の皆さんも、ゴールデンウィークの疲れが出ているのでは?

私はゴールデンウィークも特に遊びの予定は無かったので
特に疲れてはいないのですが、
毎年、この時期には注意することがあります。

それは鳥の体調管理

実はこのゴールデンウィークは、気温差の激しい時期なのです。

鳥さんって気温差に弱いですよね。
ジワジワ気温の下がる秋から冬にかけては、人間も寒さに警戒します。
でもこの時期は、人間も「春だから」という油断がありますし、
何しろ日によって、夏日だったり、ちょっと一枚羽織ったり、
一日の中でも昼夜でその気温差がかなり激しい時期なのです。

このような気温差は鳥にとって、とっても嫌なもの。
ただでさえ体温の高い鳥は、この気温差に体がついていかずに
体調崩してしまう子がいるのです。

私がペットショップ店員として働いていた頃は
魔のゴールデンウィーク」と呼んでました>私だけですが。

ゴールデンウィークはお出かけする方も多いですね。
人間は連休にウキウキして油断、そこに激しい気温差。

ちょっとした鳥の体調変化に気がついてあげられない事があるのです。
ですからこの時期は、「うちの鳥が体調悪いんです!」と
持ち込まれることがとっても多かった!!

そう、連休中はナント、獣医さんもお休みなんです。
どうして良いのか分からずにショップに持ち込まれる方が結構いました。

そんな経験から、私は

「ゴールデンウィークまでは
ペットヒーターをすぐ出せるところへ」


という事を自分で決めています。

冬が終わり、春になってヒーターを片付けるのではなく
ゴールデンウィークまではケージからヒーター外しても
すぐ出せるようにしておくのです。
寒い梅雨の年は梅雨が明けるまでそうすることもあります。

これで緊急にもすぐ対応!
鳥の体調不良には、まず保温ですからね!
ばっちり30度まで温められるヒーターの構え。
この対応が早ければ早いほど、回復も早いですよ

ちなみに我が家は、シロハラインコだけ冬のヒーターを設置。
あとは無加温で冬を越しますが
どの子にも、どの温度にも対応できるヒーターをいくつか
持っていますよっ。

ヒヨコ電球ヒーター、パネルヒーター、赤外線ヒーター・・・。
必要な温度とケージなどによって使い分けています。
今度、そのヒーターについて書いてみたら面白いかも。

それはまた今度。
今日はゴールデンウィーク前後の気温差についてでした。
休み明け、ちょっと膨らんで疲れている鳥さんがいたら、
ぜひこの時期でも保温してあげてくださいね。
疲れを早くとってあげましょう。
鳥も人も一緒だわ~。

鳥の足の冷え

今日の私は風邪治りかけなので、
ババシャツ出して、更に洋服もたくさん着ました。
おお、素晴らしく暖かい!!
ババシャツ最高~!!!ババシャツ素敵~!!

でも足先は寒かった。
しまった、あったか靴下無いよー。
ヒートテック靴下無くて、冷えてっく靴下~(苦)

というところから、
「鳥の足の冷え」についてふと思ったので今日のお話に。


うちの鳥の足がとても冷たくて、何か調子悪いのでしょうか?
という質問をよくされます。
鳥の足が冷たいと病気だと聞いた」なんて言われた事もあって、
誰じゃ、そんな事言ったのはーー?!と問いただしてみたくなったり。

確かに鳥の調子が悪いときに足が冷えてきたら、
もしかすると体温低下などの症状が出ているのかもしれませんね。
でも普通に元気にしていて足だけ冷たいのであれば、特に心配要りません。

実は鳥の足には素晴らしいシステムが備わっているのですよ。

鳥は体温が高い生き物ですから、その高い体温を保つだけでも体力を消耗しがちです。だから、羽毛で覆って無駄に体温が逃げないように保っています。でもクチバシと足は肌が露出していますね。

野鳥は寒い雪の日などはクチバシを背中に突っ込んで、クチバシが冷えないようにしています。足も片足ずつ、お腹の羽毛の中にしまいこんで温めてます。カモなどでは氷の湖の上など天敵の少ない場所ではお腹を氷につけて両足ともお腹の羽毛の中に入れて休んだりもしますが、たいていは片足ずつしか温められません。

でも大丈夫。

人間も鳥も体の中には動脈と静脈が張り巡らされています。

動脈は心臓から酸素たっぷりの新鮮な血液を体の末端まで届ける血管静脈は体の末端から酸素を使いきった血液を心臓へ送り届ける血管です。

体の末端で冷え切った血液は、そのまま体の真ん中の心臓に向かうと、正に体の芯まで冷えてしまいます。そこで鳥の足先では、「動脈と静脈が細かいネット状に絡み合う構造」で高い体温を維持するシステムが出来ています。

静脈によって足先から冷えた血液が足首に向かっていく時、途中で温かい血液を運ぶ動脈と絡み合う事で、

動脈の温かい血液は、静脈に熱を奪われ、ほどよく冷めて冷たい足先へ、
静脈の冷たい血液は、ほどよく動脈温められて温度を回復して心臓へ

という現象が起きているのです。
つまりこの足の血管による「熱交換装置」によって、
体内からの体温損失を防いでいるのです。

羽毛の中に足を隠す保温とこの熱交換装置のおかげで、日本の冬の寒さから野鳥の足は守られているんですね~。

ちなみに、屋外で冷えた足先の血液は3℃くらいまでになり、先ほどの熱交換装置で体温と同じ39℃ほどまで温められて体内に戻るそうです。ですから、寒い日には鳥の足が冷たくても、そういうシステムが働いているからこそであり、そんなに心配ありません。

ただし、足の血色はよく観察しましょうね。
体調悪いときは、足だけでなく他の部分も血色悪く、
体温もあまり感じられない時はすぐ保温が必要です。


ああ、私には自動発熱保温着が欲しいです。
もしくは、常に私を抱っこしてくれるダチョウさんが欲しいのですが、
冬はダチョウさんの足も冷たいのでしょうか。
おそろいのレッグウォーマーで・・・ああ、寒いw
寒いと私の活動性も半減します。頭の中も。
プロフィール

ぴろり

Author:ぴろり
元ペットショップ店員、ペットケアアドバイザーで、現・鳥のおもちゃ屋「ぴろりふぁ~む」店長

カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ