ワシントン条約

よく野生動物やペットの話題にあがる条約の名前だが、
あまり詳しく知らない方も多い。

1871年にアメリカとイギリスの間に結ばれた、南北問題のあれではない。

1973年にアメリカのワシントンで結ばれ、1975年に発効した、
野生動植物保護のための国際条約のことをいう。

正式名は
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」で、
これの英名の頭文字をとって、CITES(サイテス)と呼ばれる事も多い。

日本もこれに1980年に参加している。

この条約では、絶滅の危機に瀕している動物を保護するために
様々な規制があり、ランクとして3つに分けられている。

よく、1類、2類などと言われるのはこのランクのことで、
1類が最も絶滅の危機に瀕した動物の保護規制として一番強い。

簡単にまとめると・・・・

1類・・・今すでに絶滅する危険性がある生き物が属す。
例)ジャイアントパンダ、ゴリラ、オランウータン、トラ
商業のための輸出入は禁止

2類・・・国際取引を制限しないと、将来、絶滅のおそれがある生き物が属す。
例)カバ、ペンギン、植物
インコのほとんどはこの2類で輸出入許可書があれば取引できる

3類・・・・生息国が、自国の生き物を守るために、
国際的な協力を求めている生き物が属す。
例)ボツワナのタテガミオオカミなど・・・輸出入許可書があれば取引できる

鳥類では、オオバタンやスミレコンゴウ、魚類ではアジアアロワナなどが
1類でありながら商業ベースで取引されているが
これらは正規ルートでの輸入が認められている。
この事については後程別記する。
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和鳥

和鳥というと、日本産の野鳥のことを意味します。

野鳥という言葉は一般的で範囲が広いのですが、飼鳥ではこの日本産の野鳥の中の、特に鳴き声や姿などを「飼育して楽しむ」種類の鳥に対して使われます。例えばウグイスやメジロ、ホオジロ、オオルリ、コマドリなどです。ですから、和鳥と呼ばれる種類の中にはサギ類やカモ類などは含まれません。

しかし日本産の野鳥は保護されているものが多く、また、一般的に害鳥として認識される鳥のカラスでも、狩猟できる時期は定められています。

捕獲の認められる飼育や、ヒナの保護飼育であっても、管轄の機関に届け出が必要な場合もあります。野鳥を保護した際には動物病院や動物園などの専門機関に判断を求めると良いでしょう。

日本の鳥にそっくりな種類、例えばメジロであっても外国産のメジロなどでは、日本産ではなく外国産だという証明書があれば飼育しても良いものがあります。これはそれらの鳥を購入した際に購入先から鳥と共に譲り受けるもので、常に鳥と共に保管します。鳥が亡くなった場合はその機関に返却します。

昔に比べて、飼育が認められる種類は少なくなりました。外国産の鳥も輸入制限が増えております。野鳥飼育は非常に難しく、外国で捕えられた種も輸入されるまでの間に命尽きてしまう事も多かったそうです。

しかしその難しい野鳥飼育を何とか生かしたいと、先人達が苦労や試行錯誤を重ねて「擦り餌」というものが生まれました。日本での擦り餌飼育は高度なものです。海外で絶滅危機に瀕した鳥種を日本の飼鳥愛好家が累代飼育に成功し、母国に技術を伝え、絶滅危機から救えた実績もあります。

落鳥

鳥が死んでしまうことを「落鳥(らくちょう)」と言います。

これは鳥が体調不良を隠し、ギリギリまで平然を装うものの、ついに力尽きて止まり木からポロリと落ちて死んでしまう事を表していると言われます。その様子はとても儚く、よく表している言葉だと思います。鳥がただ止まり木から落ちることではありません。「死」を表しています。

ですがあまり聞きたくない言葉ですね。
本の裏表紙に「落丁」とあると音が同じだけなのに、ついドキっとしてしまいます。
プロフィール

ぴろり

Author:ぴろり
元ペットショップ店員、ペットケアアドバイザーで、現・鳥のおもちゃ屋「ぴろりふぁ~む」店長

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