毛引き症

毛引き症とは、自分の羽をむしったり抜いたり、ちぎったりして
「自分をいじめる」症状を示すもので、
いわゆるストレス病の一つとも言われます。

よく「自分の鳥は羽を抜いてはいないから毛引きじゃない」と
言う方がいるのですが、羽毛を毛根から抜いていなくても、
羽毛の先だけちぎって捨てたり
神経質に舐めすぎて羽毛が曲がったりというように
自分で正常な羽毛を異常にしているものは、
不安定な精神状態であり、
まとめて<毛引き症>と言う言葉で表します。

これがエスカレートした症状では、
<自咬症(じこうしょう)>といって、
羽どころか皮膚さえも自らの嘴で傷つけていく症状があります。
これは痛みに叫びながらも止められないほどの癖になっている状態で、
傷は治っても又いじって傷つけ、どんどん拡大していきます。

ストレスからくるものなので
鳥それぞれに複雑かつ複数の要因が重なることもあり
原因究明と改善が中々難しくさせています。

手乗りの鳥が人間と遊びたいなどの気持ちが強まり、
上手く人間に伝わらずにイライラから症状に出たり、
雌雄ペアになっていたものが突然片方を失った淋しさや
相手恋しさなど、精神的理由からなることもあります。

繁殖期に限って毛引きを起こす子もいます。
これは相手の鳥との間で起こる発情や相性が理由ですから、
人間が改善策をとるにはやや難しいこともあります。

腸内寄生虫やオウム病などの病気からくる不快感からの
毛引き症もあります。
人間の「爪齧り」や「指しゃぶり」などは
自身の情緒不安定を静めるために
無意識のうちにやってしまう行動と言われますが、
鳥にもそれと同じような理由があるかもしれません。

羽を根元から抜くのだけが「毛引き」ではなく、
羽先をちぎったり、舐めて丸めたり、
羽繕いしすぎて擦れたりする
のも
見た目が違うだけで、症状としては同じです。
kebiki10.gif

当店の別サイトにおいて毛引き記録載せてます。
参考まで↓
http://www.geocities.jp/pirori2jp/chibiru.html
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検卵

鳥の繁殖時に、抱卵した卵を取りだして
受精卵か無精卵か見極める作業のことを言います。

受精卵は抱卵し始めて数日経つと
卵内に血管が透かして見えます。
無精卵は数日経っても黄身だけが透かして見え、
血管は全く見えません。

これを目視で確認し、
受精卵だけを残して無精卵は取り除き、
抱卵による温度をしっかり受精卵に届かせて
より成功率を高めるための作業です。

しかし、巣から卵を取り上げて検卵するため、
抱卵放棄につながる可能性があり、注意が必要です。
また、電灯の熱で卵を傷めたり、
検卵に慎重になりすぎて時間かかり卵が冷えたり
という事の失敗もよくあります。

繁殖経験が豊富なペアならまだしも、
飼い主も親ペアも初めての繁殖!という場合は
検卵は一切しないで、すべてを親鳥に任せるほうが安全です。

ちなみに、検卵には卵を懐中電灯などの光で透かして確認します。
次のような道具を用意すると検卵がしやすくなりますので
早く親元に卵を戻せます。

クリックすると拡大します

検卵道具
検卵道具2
検卵道具3

水溶性ビタミン

ビタミンには大きく2つの種類に分けられます。

・脂溶性ビタミン
・水溶性ビタミン


水溶性ビタミンは、水に溶ける性質
過剰分は体内の水分、つまり尿と共に排出されますので蓄積しません
ですから「過剰症」の心配はありませんが
むしろ「欠乏症」の発生が多くなります。

例えば

・ビタミンB群(B1、B2、B6、B12など)
・ビタミンC
などです。

シード主食の鳥には欠乏しやすいので、
良質のビタミン剤などで補ってやると良いようです。

脂溶性ビタミン

ビタミンには大きく2つの種類に分けられます。

・脂溶性ビタミン
・水溶性ビタミン


脂溶性ビタミンは、脂分に溶ける性質をもっており、
・・・ということは体内の脂肪分に溶けて蓄積されるわけですから
過剰に摂取され続けると「過剰症」の心配があります。

例えば

・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK
などです。

ですが、シード主食の鳥での過剰症の心配はほとんどありません。
どんどん補いましょう。

心配なのは
ペレット主食で、更にビタミン剤やサプリメント、健康補助食などとして
各社、数種類の栄養剤を併用しているケースが一番心配です。
鳥が可愛いあまりに・・というお気持ちも分かりますが・・・・。

スプラウトシード

スプラウトという言葉は、英語のスプラウト(sprout)で、
穀物や豆類、野菜などの種子を人為的に発芽させたものを食用とする
というものです。

人間の食用で身近なものでは「かいわれ大根」。
最近ではブロッコリーのスプラウトが見かけられますね。
日本では1999年移行に紹介されています。
その後、鳥の餌としてのスプラウトも知られるようになり、
鳥のスプラウトシードやその栽培キットなども市販されています。

なぜスプラウト(発芽)させたシードが良いのかというと、
種子そのものと比べて栄養価が異なる点にあります。
例えば発芽米や発芽玄米もありますね。
発芽米も、その芽の元となる胚芽の部分の栄養価が注目されますよね。

種子そのものの時には存在しなかった成分、あるいは微量だった成分が
発芽の時期だけ増量する点に注目されたのです。
特に人では、その成分に強いガン予防効果が発見されています。

難点は、栽培キットまで市販されて一時期流行りましたが、
日本の湿度では育てにくい事があるという事です。
時期によるのだと思いますが、発芽までの水やりや管理を怠ると
種が腐敗したり、栄養価どころか雑菌の温床になってしまうのです。

きちんとした管理の下で与えられたスプラウトシードは
普段の食餌から摂りにくい栄養素を得られるので挑戦したいものです。
でも初めて挑戦する時は、暑さ寒さのない時期を選んでやってみるのがおすすめです。
プロフィール

ぴろり

Author:ぴろり
元ペットショップ店員、ペットケアアドバイザーで、現・鳥のおもちゃ屋「ぴろりふぁ~む」店長

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